日常生活でできる動体視力を鍛える簡単な方法
「視力」と言うと、大抵の人は近見視力や遠見視力、つまり一定の位置から視標を識別できるかと言うことを思い浮かべます。よく学校でおたまじゃくしを使って測った視力検査ですね。でも、人間の視力はそれだけではないのです。遠近感や立体感を把握する深視力や、静止しているものを識別できる静止視力、そして動いてる物体を持続して識別できる動体視力などがあります。
特に動体視力は日常生活で忘れられがちです。普通に生活している人には訓練をする機会があまりないので、どんどん年齢とともに衰えていきます。しかし、動体視力が悪いとふいに向かってくる障害物や危険物を認識することができなくなるのです。とても危険です。動体視力が悪いと、いくら反射神経がよくても意味がありません。目から脳に危険信号がまず送られていっていないのですから、避けようがありません。健全な動体視力を持つ人なら、目の前に石が飛んできてもそれを目が認識し脳に信号が送られ、脳が体に「避けろ」と信号をすぐさま送り石ころが顔面に直撃しないで済みます。しかし、動体視力が弱い人は、石ころが早すぎて見えない。やっとわかった時に脳に信号を送っても、もう遅い。顔面に石を受けるのみです。
では、どうしたら動体視力を鍛えることができるのでしょうか。任天堂DSなどで動体視力をトレーニングするソフトウェア「DS視力トレーニング」などでゲーム感覚で鍛えることもできますが、ゲーム機を買わなくともお手軽に鍛えることができます。
一番簡単なことは、動いている物体を目で追うことです。床を転がるボールからまずは始めてみてください。それから、キャッチボールを目で追う。通り過ぎた人のTシャツに何が書いてあるかあてたり、対抗列車の車両数を数えたりしてください。シアトルマリナーズのイチロー選手は動体視力を鍛えるために対向車のナンバープレートを読んだりしたそうです。慣れてきたらサッカーやテニスや野球などの球技の試合を見てボールを目で追ってください。最初は難しいかもしれませんが、慣れてくるとテニスボールがINかOUTかわかるようになってきます。テレビゲームでシューティングなど物を追うタイプのものをプレイするのも一つの手です。
二つ目は目の筋肉をトレーニングしてください。右のものを見て、すばやく左のものを見ます。上を見て下を見ます。それを繰り返して眼球脇筋肉を鍛えます。本をぱらぱらめくって、太字で大抵書いてある章のタイトルやサブタイトルだけを目で拾って読むようにするのも動体視力を鍛えることができるでしょう。
動体視力を鍛えて健康で若々しいライフスタイルをぜひ手に入れてみましょう。