近視矯正にレーシック手術とオルソKレンズによる矯正治療の比較

 

レーシック手術は一般的に広く知られ、近視矯正に行うことが多いですが、オルソKレンズによる近視矯正治療はあまり知らない人が多いみたいです。

まず、レーシック手術はご存知の方も多いと思いますが、点眼薬の麻酔だけでほとんど痛みを感じることなくエキシマレーザーを角膜に照射して治療する方法です。

手術時間は両目で約20分程度です。今のところ手術後に失明などの重篤な副作用の報告はないようですので、安全な手術といえるでしょう。

しかし、この手術を受けるのに適応しない場合があります。安定しない近視や乱視、近視以外に眼疾患がある方、角膜内皮数が1500以下の方などです。

オルソKレンズによる矯正治療は、オルソケラトロジー治療といい、特殊なレンズ(オルソKレンズ)を就寝中に装着し、角膜の形状を変化させて視力を回復させるという方法です。

つまり6~8時間ほど寝ている間、レンズを装着して角膜の形状を変化させると、朝レンズをはずしても角膜の形状が変化したままなので、日中は裸眼で視力が回復した状態でいられるのです。

角膜にメスを入れたり、レーザー光線を照射することに抵抗がある人は、オルソケラトロジー治療に興味をもたれると思います。

しかし、欧米では米国食品医薬品局にも認可された安全性の高い近視矯正治療のひとつとして既に普及していますが、日本国内ではこの治療方法を取り入れている医師は、まだまだ少ないというのが現状です。

この治療にも不適応な場合があり、屈折異常以外を原因とした視力低下や、強度の近視・遠視・乱視の矯正は難しく、眼疾患がある場合も治療が行えません。どちらの治療も、自由診療の為、クリニックによって価格に開きがあるようです。

相場はレーシック治療で両眼20万円~50万円。オルソケラトロジー治療で両眼20~30万円。他に検査代等はどちらも別途必要で、オルソKレンズは酸素透過性ハードレンズと同じでレンズに寿命がある為、定期的(2年~3年)な交換費用が必要となります。総合的に考えるとレーシック手術の方が経済的といえます。